開墾がとりあえず一息ついたので、その片隅にパクチーを植えようと思い耕す。
パクチーはコリアンダー、シャンツァイなどいろんな名前で呼ばれ、世界中で食べられている野菜だ。スペイン語ではcilantroと呼ばれ、メキシコ料理をはじめラテンアメリカではとても重要な食材だし、種もコリアンダーシードとして、インド料理などにも欠かせない存在となっている。
日本でもメジャーになってきているが、カメムシのようなにおいがすると言う人がいたりで嫌いな人も多いようだ。個人的には大好きなので、3年前からテスト的に栽培をしている。
最初の年はどんどん成長して生い茂ってしまった。結局自家消費しても追いつかず、そのままにしていたら種がたくさんなったので、種を収穫した。
次の年は、別な場所に種を播いたがなかなか大きくならず途中で諦めた。土が悪かったのだろう。野菜作りは土が命だなと実感した。
今年は新しい畑を耕し、種まきをしようと思うが、土に鍬を入れるとカヅラや竹の根が次から次に出てくる。これが曲者で取り除くのに大変な労力がかかる。
大変にきついのだが、好きなジャズを聴きながらの作業は楽しい。ジャズは何も都会だけに合うものではない。農作業にも素晴らしくマッチする。
耕しているうちに昼になり、実家で昼ごはんを食べ、午後はたけのこ堀りに出かけた。本家の竹山だが、猪に先を越されて穴だらけになっており、地表に顔を出した筍も既に中だけ食べられていたりしていた。それでもなんとか十数本ほど収穫できた。
夜はたけのこ料理で美味しい酒が飲めて幸せなひとときを過ごした。日本酒は広島の白牡丹の純米吟醸と高知の酔鯨の特別純米酒。日本酒はワイン文化に一歩も引けを取らない日本の文化だと思う。
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