1997年7月6日(日) アンカラ(ANKARA) 晴
朝から博物館へと向かう。熱はないが、下痢は続く。アンカラ城の上に登ってみる。アンカラの城壁は、内外ともビザンチン帝国時代のものだ。城壁内には古い町並みが残っている。
羊の毛を干している人がいる。この首都のど真ん中で、この場内だけは昔ながらの小さな田舎町の風情がある。それに家々はあまり豊かではないようで、外から覗く内側はボロボロで、今にも壊れてしまいそうな家もある。
子どもたちがレースを売りにやって来る。城壁の上から見る景色は赤いレンガがずっと続いて重なりあって美しかった。
次にアナトリア博物館へと行く。入口を入って最初の展示物のところで見ていると、日本人の中年夫婦が一緒にガイドを雇いませんか?と言ってきたが丁寧に断った。
チャタール・ヒュユックという人類最古の集落の家屋の展示があった。紀元前7,000年ころから始まる遺跡で、この家屋自体は紀元前6,500年から5,600年頃のものらしいが、牛の飾りが家の装飾の中心を占め、なかなか迫力があった。
その他、アッシリアの楔形文字の手紙が面白かった。紀元前2,000年にはもう、商業の通信文や契約書を文書化して商業を行っていたなんて本当にすごい文明があったものだと思い、また、やはり商売の国なのだなと思う。
それからヒッタイト文明になると鉄器が現れ、フリュギア王国(首都はアンカラ西南100kmのゴルディオン)になると、鉄器や陶器なども洗練されてきて、素晴らしいものが目についた。芸術品だ。これが3,000年も前のものだからすごい。
その後、新ヒッタイトのレリーフがたくさん展示されていた。なかなか見ごたえのある博物館だった。見終わったところで、最初に会った中年夫婦と出会った。挨拶すると会話が始まった。彼らはオマーンに住んでいるJICAの専門家だということがわかった。昔はクウェートに住んでいて、その後オマーンに赴任したそうだ。オマーンではあと10年強で石油が底をつくのだそうだ。そのために石油以外の経済を振興させる必要性があり、そのための経済の専門家として派遣されているのだそうだ。名前はMさん夫婦。奥さんの方もてきぱきしていて話好き。とても良い感じのご夫妻だ。
クウェートはお金が有り余っているので、結婚するとボーナスで国から900万円ほどプレゼントされるそうだ。信じがたい国だ。オマーンには山があり、海がありで、素晴らしいところだとか、面白い話をたくさん聞かせてもらえた上に、お昼ご飯をご馳走になった。一緒に記念に写真を撮るために、レストランのウェーターに頼んだが、こちらの人はカメラ撮影があまりうまくないようだ。シャッターを押すときにカメラがブレブレだった。
その後お別れして、我々はアタチュルク廟へ行く。こんなに広い現代人のお墓など、どこにもないのではないかと思うほど巨大だ。トルコ人のアタチュルクを尊敬する気持ちがとても大きいのだろう。
少し疲れたので、早めに宿に戻る。熱は下がったのだが、下痢が相変わらずなのが気にかかる。
本日の支出 約16.3USD
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