アジア旅行記 トルコ(セルチュク~パムッカレ) 

6月15日(日) 晴 暑い

朝、宿を後にし、9時15分のカミルコーチ(バス会社の名前)にてパムッカレ(Pamuccale)

を目指す。3時間ほどで到着。バス停で勧誘されたペンション・オリンピアットに宿泊する。感じの良いおばさんが出てきて、今日は夕食も頼むことにする。1泊1,500,000TL(約10.5USD)に夕食が一人500,000TL(約3.5USD)。

外で昼ご飯を済まし、パムッカレの石灰棚を見に行く。最初にのぼろうとした道は使用禁止らしく、警察官にドルムシェ(ミニバス)で行くように言われる。ドルムシェに乗り山頂へ。

バスを降りると白く輝く石灰棚が目の前に広がる。石灰分を多量に含んだ水が下に向けて流れ落ちるときに石灰壁をつくっていくのか、全体が石灰の段々畑のようになっている。不思議な地形になったものだと感心する。

ガイドブックや観光ポスターでは、観光客が石灰棚に入って水浴びをしているのだが、実際には保護のためなのか立入りが禁止されていた。残念。

周りを歩いてみるが、石灰棚に沿ってカフェが何軒も並んでいる。カフェの中を横切ってみると、目の前に真っ白な空間が広がった。通路沿いに歩くと、端っこの方で、何人か棚の中に入って遊んでいたので、真似して入ってみる。が、すぐに係員に怒られてしまった。

上がって、今度は水路に足を入れて冷やす。そのうちに気持ちよくなり、横になって寝てしまった。2人とも寝てしまったらしい。気持ちよかった。

場所を移して遺跡を見に行くことにする。ここはまた、ローマ時代の遺跡だらけだ。しかしトルコには、なんとたくさんのローマ遺跡が残っているのだろう。

パムッカレホテルが目に入ったので、中に入ってみる。中には大きな池があり、たくさんの人たちが泳いでいた。これは気持ちよさそうなので、遺跡見物をやめて、この池に入ることにした。入場料が1人500,000TL(約3.5USD)と高かったが、入ってみることにする。

着替えて水に足を入れて驚いた。暖かい! 温泉だ! 久々の温泉に嬉しさ爆発。ただし、温度は35度程度。驚くことに水が炭酸なのだ。大きな、ぬるい炭酸水の中で泳ぐことができたのだ。水面にはピチピチと炭酸がはじけている。水中で目を開けると、目が痛い。シュワシュワのソーダ水。変な感覚だ。それに、水底にはローマの遺跡があり、大理石の柱等がごろごろしている。不思議な不思議な温泉だった。

温泉には2時間近くも入っていただろうか。出てみると、もう夕陽が傾いてきていた。そしてこの空を赤く染める夕陽が、とてつもなく美しかった。白い石灰棚も赤く染まり、気持ちよい風が吹き抜ける。眼下はるか下に道路が光って見える。やさしくも真っ赤な夕陽。思わずシャッターを切るが、この幻想的な風景は写真では伝わらないだろう。

帰宅すると夕食の用意ができていた。宿のおばちゃんのパスタが入ったスープ、ドルマ(ピーマンとナスの中にご飯を包んだもの)の夕食。ワインも頼む。宿はペンションと表記されているが、トルコの農家に泊まりに行ったような感じで、田舎のおばちゃんの手料理を頂いたような感じ。でも、とても美味しかった。

宿には8カ月の男のお孫さんがいてとてもかわいかった。この子のお母さんは、宿のおばちゃんの娘だが、まだ、十代であろう。

デザートに、ここのおじさんが、ドゥトゥと言うフルーツを出してくれた。木にたくさんなっているのだが、野イチゴを緑色にしたような形をしており、味はメロンのような、アケビのような、珍しいフルーツだったのでシャッターを切る。(後に調べたら桑の実だった)

食事を終えて、この宿の一家と一緒に写真を撮らせてもらった。そんなこんなで、今日も楽しい一日だった。

本日の支出 約32.6USD/人 (約3,700円/人程度) 約114.5円/1USD

コメント

タイトルとURLをコピーしました