アジア旅行記 1997年6月26日 トルコ(アンタルヤ~アスペンドスの劇場)

1997年6月26日(木〉アンタルヤ(Antalya)~ アスペンドスの劇場   晴

朝10時頃にチェックアウト。荷物を預けて博物館へと行く。地方の博物館なので期待していなかったが、なかなか興味深い展示がされていて楽しめた。特に目についたのが、ペルゲから出てきたみごとな彫刻だ。その生き生きとした肉体の表現に感激する。また、棺の精巧な彫刻にも素晴らしさを感じる。他、民族衣装や、ギリシャ・ローマ時代の遺物がたくさん展示されていた。

一度カレイチ(市中心)に戻り、昨日のハンバーガー屋で腹ごしらえする。安くて助かる。それからオトガル(バス停)へと行く。アスペントスへと向かう。バスにて1時間ほどで分岐点まで行く。分岐点からアスペンドスまで5kmほどあると言う。ドルムシュを使った方が無難だが、いつ来るかはわからない。たまたま同じバスから降りたオランダ人のカップルとタクシーをシェアすることなる。1,200,000TLを800,000TLまで値引きしてもらい、1人200,000TLの勘定。

アスペンドスの大劇場は、その原型をかなりとどめていた。今でもコンサート等で使っているそうだが、現在の劇場よりも趣があって夜などは良い雰囲気を出すのではないかと思う。

舞台の後ろの壁にはたくさんのローマ彫像が飾ってあったのだろう。ローマ人たちは、喜劇や悲劇を上演し、楽しんでいたのだろう。

劇場から出て、丘に登ってみると、巨大な門や建築物の遺跡が現れて驚く。タクシーの運転手との約束の時間まで時間がなかったので、近くで見ることができなかったが、近づいてみるから良いというものでもないだろう。

約束の17時にタクシーの運転手は待っていた。乗り込んで分岐点まで行くと、運よく、ちょうどAntalya行きのバスが来た。オトガルにてコンヤのコンヤ行き23時30分のバスチケットを買う。

市内に戻り暇つぶし。夕食の後、また公園に行く。遠くの山が、ぼんやりと浮き上がる。とんがり頭の珍しい山が見え、海の対岸にはネオンが灯っている。そんな景色を眺めながらぼんやりと過ごした。年老いた犬が、平和そうな顔で寛いでいた。

現在22:50。出発はもうすぐだ。

本日の支出 約22.8USD

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