アジア旅行記 1997年6月28日 トルコ(コンヤ~ギョレメ)

1997年6月28日(土) コンヤ(Konya)~ ギョレメ(Göreme) 晴のち曇

朝からオトガルに行き、ギョレメ(Göreme)と向かう。約3時間の旅。途中の道は一面の平野で麦畑が広がっていた。ネヴシェヒルで降りて、待っていたドルムシュに乗ってギョレメへ。途中ウシサール等を通る。

ギョレメに着くころには奇岩があたり一面に見えてくる。その奇岩の中にペンション等がつくれられている。ドルムシュの人が実はツアー会社の人だったので、いろいろと情報を入手。

ホテルは行こうと思っていたところがあったが、この人が持っているペンションPeaceも見てみることにする。奇岩の中ではないが、洞窟風の部屋で、インテリア等なかなか良い。それにテラスからの眺めが素晴らしく、たくさんの奇岩が目の前に広がる。この宿に決める。

奥さんはフランス人だ。

食事をとり、Open air museumに行く。町から1kmだ。入口のところですでに閉館1時間前くらいだったので、割引はないかと聞いてみたら、係員が質問に答えたら割引してやるということで、クイズの問題を言ってくる。早口言葉なども結構知っていた。3問ほど答えたら割引での入場が許された。まさかの50%オフ。この緩さが素晴らしい。

ここの野外博物館は、11世紀頃の教会群だ。ギョレメは、古代ローマ時代にキリスト教徒により建設された地下都市があり、奇岩群と相まってカッパドキア観光の中心的な位置づけになっている。4世紀頃にキリスト教徒たちのコミュニティーが住むようになり、その後、イスラム教徒からの襲撃を避けるために地下に住空間を建設したのだそうだ。中にはいろいろ壁画が残されていて興味深い。よくもこんなところに住んだものだと思う。共同の台所や食堂等も残されている。壁画の方は、観光客がいたずらで書いた落書きが見られ、かなり色なども剝げ落ちている。遺跡への心無いいたずらに腹がたつ。

外に出ると、道路を挟んでもうひとつ、カッパドキア最大級の岩窟教会トカルキリセがある。ここは他の岩窟教会よりも広く、美しい青を基調とした壁や天井には数々の聖人の姿が描かれていて圧倒される。ここにあるフレスコ画が一番心に残った。素晴らしかった。

ホテルに戻る途中の道も奇岩だらけだ。一度ホテルに戻り、テラスで本を読んでいたら、曇り空のため妻は少し冷えたようだ。食欲もなさそうだったが、ツアーの申し込みに出かけ、ギョレメレストランで夕食をとった。Pottery Kebabを頼む。これは壺の中で牛肉?のケバブを蒸し焼きにしたもので、食べる前に壺を割ってから皿に盛ってくれる。これはなかなか美味しかった。妻がとったメネメン(オムレツ?)も美味しかった。

このレストランは、絨毯を敷き詰め、イスラム風のソファーに胡坐をかいて座り食事をとるのだが、雰囲気も素晴らしく、心からくつろげるような感じがした。

帰ってからシャワーを浴びたら、お湯が出ず寒い。今日は買って来たラクというトルコのお酒を飲む。ブドウで造った蒸留酒だ。水で割ると白くなる(ライオンのミルク)が、味はアニス酒に似ていて、個人的にはあまり好きになれない。

本日の支出 約25USD

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