令和6年1月17日(金) 仙台市~秋保温泉
ここ数年、ほとんど毎年東北を旅している。それも寒い冬に行くことが多い。やはり北の土地には、寒い季節に行くほうが良い。その方が、その土地の風土がよくわかる。
早朝に熊本を出発。朝のJAL便で羽田へと向かう。西の上空は雲に覆われ、景色のようなものはほとんど見ることができなかったが、名古屋上空あたりから雲がなくなり、富士山をすばらしくクリアーにみることができた。本当に美しい山だと思う。

羽田空港に到着した後、東京駅に向かい、東京発10:45のはやぶさ19号で仙台を目指す。JR東日本 大人の休日倶楽部パス利用の旅だ。
仙台には12:15に到着。今日は秋保温泉に宿泊するが、ホテルまでの無送迎バスを15:40に予約しているため、短い時間だが仙台を歩いてみる。
三越デパートの近くに牛タンを出す店がたくさんあったので、まずは腹ごしらえをする。牛タンはどこで食べても牛タンなのだろうが、やはり本場仙台で食べると、特に美味しい気がする。満足。
その後、ぶらぶら散策。それほど寒くはないのだが、風が吹くと、身を切るような冷たさを感じる。東北にいるのだと実感する。
14時オープンの仙台の老舗ジャズ喫茶COUNTに行く。14時15分くらいに開店。ジャズ喫茶巡りは、旅のひとつのテーマでもある。今回は1時間程度しか時間がとれなかったが、ALTECのスピーカーで、久しぶりに目の前でミュージシャンが生演奏を繰り広げているかのような素晴らしい音でジャズを堪能した。コーヒー1杯500円。若い頃に入り浸った本物のジャズ喫茶で、本当に懐かしいような、なんとも言えない感慨に浸ることができた。


15時40分に仙台駅からホテルへの無料送迎バスに乗車。30分ほどで秋保温泉に到着した。今日の宿はホテル華乃湯。オールインクルッシブのホテルだ。基本、飲み物は全部フリー。ロビーで楽しむも良し、部屋に持ち帰っても良し。夕食時のドリンクも全てフリー。チェックイン後は、ビールをグビグビ飲む。また、川を眺める露天風呂、森を眺める露天風呂、それに内湯の3種類の温泉を楽しむ。
広いロビーはゆったり過ごせるスペースで、好きな飲み物を飲みながら、宿泊客が思い思いに過ごしていて良い雰囲気だった。夜は時間限定だが、外で焚き火もされており、なかなかの演出だった。
ただ残念なのは、東北は日本酒どころにもかかわらず、コスト的に合わないのか、日本酒は醸造酒が夕食時に3種類しか用意されておらず、日本酒飲み比べを期待していたので、少しばかりがっかり。かなり安価な料金で出しているホテルなのでその辺は仕方ないのだと割り切る。
食事は刺身等の和食系もあるが、全体的にはイタリアンの創作料理。なかなか美味しかった。ドリンク代を考えずに、好きなだけ楽しめるのは心からありがたい。オールインクルッシブのホテルは初めてだったが、なかなか良いシステムだと思った。 湯温も自分にはちょうどよく、自然の中で入る温泉もとても気持ち良いものだった。
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