1997年8月20日(水) Jerusalem ⇒ Tel Aviv 晴れ
朝、ホテルをチェックアウトして、ダマスカスゲートの外にあるバスターミナルに向かう。昨日の妻の服の紛失した件は、M君が自分のシャツと間違えていたことが判明。無事手許に戻る。27番のバスに乗り、中央バスステーションに向かう。ここで乗り換えてテルアビブに向かう。若い女性の民兵が機関銃を手にしている。バスで隣になった若い女性は、手にマシンガンを持っている。何という国なのだろう。
Tel Avivまでは約60km、40分ほどで到着。途中の景色は、緑が豊かだった。道の途中、ややTel Aviv寄りのところに空港があった。道路はアラブの国々とは雲泥の差があり、よく整備されていた。Tel Avivのバスターミナルは、世界一大きなバスターミナルだそうで、とても巨大だった。路線バスに乗り換えるのに迷ってしまう。
路線バスに乗る。一般市民と思しき男性も、腰にピストルを携えている。町ゆく人、特に女性のファッションが大胆で、露出やボディラインの強調が、アラブの国からは信じられないほどだ。彼女たちは、果たしてユダヤ教徒なのだろうか? Tel Avivの街では黒づくめの人を見ない。そして、慎ましい服装の女性も少ない。中心街のMomo’s Hostelと言うホテルに宿をとる。久しぶりに窓のある部屋でうれしいが、部屋は汚い。安宿なので仕方ないのだが・・・。
今日はエレツ・イスラエル博物館に行く。ここはいろんなパビリオンに分かれていて、とても大きな博物館だ。古代のコイン館では、レバノンのスールで、地元の人が海に潜って取っていたフクロウ図柄の古代コインと同じものがあり、紀元前5世紀頃のギリシャに起源のものであることがわかった。
キプロスの陶磁器がある館があった。キプロスの独特のデザインにペルーとの類似性を感じた。その他、セラミック館やガラス館、ユダヤ館等があり、本当に楽しめる博物館だった。やはりイスラエル。アラブ諸国とのあまりにも大きな文化施設の差に驚く。それほど経済的な格差が大きいのだろう。また、本当に見やすく展示がしてあり、イスラエルの奥の深さを感じた。
帰りはショッピングセンターで降りて、ディゼンゴフ通りを歩く。レストランやカフェ、いろんなお店がずらりと並び楽しい。ほとんどアメリカの都市部と変わらない。イスラエルはアメリカそっくりだ。そして海沿いのヒューバート・サミュエル通りを歩く。広い砂浜がどこまでも続き、リゾート客でごったがえしている。こんなに立派なリゾート地だとは知らずに驚く。立派なホテルやレストランもずらりと並ぶ。ここが中東なのかと驚くほどのリゾート地だった。
本日の支出 約41.6USD


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