アジア旅行記 1997年5月27日

1997年5月27日(火)

旅行第2日目。朝はゆっくりして、11時前に外へ出る。景福宮へと向かう途中のcaféにて遅い朝食をとる。パンとコーヒーで簡単に済ますが、物価に対してコーヒーが異様に高く感じた。

それから景福宮のところにある中央博物館へと行く。ここは朝鮮の歴史に関するものが3フロアーにわたり展示してあった。その中でも陶磁器好きの私にとって、陶器のコレクションには目を奪われた。

ひととおり展示物を見終わってから、ガイドテープを返しに行ったら、係の若い女性の様子が何か変だ。確認すると、ガイドテープのデポジットとして預けてあった妻のパスポートを、間違って他の人に渡してしまったのだと言う。トランジットで数日だけ過ごす韓国で、まさかのパスポート紛失の事態。なんてことだ! 

いろいろと調べてもらったところ、幸いなことにそれが係の女の子の勘違いだったことが判明。パスポートは無事妻の手許に返ってきた。一安心するが、その子は緊張が解けてか泣いてしまった。

ところで本日のメインの景福宮は休館日にて入場できず。昌徳宮に行ってみることにした。途中お腹が空いたのでレンミョンを食べた。はさみで麺を切ってくれたが、それでも長い麺。弾力があり嚙み切れないほどだったが、本当においしかった。完全に冷麺ファンになってしまった。

昌徳宮に着いてみると今度は日本語ガイドツアーが終わっていて、ツアーでないと入場できないとのこと。ハングルツアーはまだ残っていたが、意味がわからないのでパス。後日出直すことにした。

地下鉄に乗り南大門市場へと向かう。とてつもない人混みに少々げんなりする。その後、南山公園のロープウェイで展望台へと登った。ここにはソウルタワーがある。海抜480mのところからの展望はなかなか良かった。特に漢江の大きなうねりは、このソウルの街に素晴らしいアクセントとして流れている。夕陽に反射するこの大きな河は、心にしみこむほど美しかった。

展望レストランでビールを飲む。日がとっぷりと暮れて、買ったばかりの中古一眼レフでタワーと街の夜景を撮ってみた。まだ一眼レフ初心者なので、いろいろと試しているところだ。

夜は明洞のレストランで、ビビンバブと焼酎ジンロを飲む。ビビンバブは最高に美味しかったが、ジンロは若干苦手だった。

今日の支出 一人あたり 約42.8USD

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