アジア旅行記 1997年6月13日 (ベルガマ~イズミール~セルチュク)

1997年6月13日(金) 晴  

今日は朝起きて、荷物を1階のカフェに預けてから、アスクレピオンに行くことにする。しばらく歩いていると、軍の演習場に出た。兵隊たちもこちらに興味があるのか、挨拶をすると挨拶を返してくれた。いかめしい戦車や銃などがおいてあるのが目に入った。

演習場を抜けると、アスクレピオンだ。子どもたちがたくさん居て、元気にハロー、ハローと全員が大声で挨拶をしてくる。いつものことなので、妻とハロー攻撃と名付ける。

ここアスクレピオンは、ギリシャの医学の神様、アスクレピオスを祀った聖域だ。当時の総合医療病院のようなところだそうだ。イオニア式の柱頭を持つ見事な柱が並び、光を効果的に治療に使うためのトンネルや劇場があったりと、見ごたえある遺跡だった。

歩いて宿に戻り、荷物を受け取る。薄暗いカフェに荷物を預かってもらったのだが、ここの店員の感じがあまりよくなかった。帰り際に”I want money”と腹立たしいジョークを言っていた。結局のところ、Berlin Hotelは不潔で感じが良くないホテルだった。オーナーだけは愛想よかったのだが、それだけだった。

バスステーションに行き、イズミール(Izmir)行きのバスに乗る。約1時間半でイズミールに到着。途中、湖の向こうに大きな山、近くにはピンクの花、花、花・・・。絵のように美しい景色に出会った。ベルガマ寄りのところは、ずっとオリーブ畑が広がっていた。土地を耕すのに、まだまだ手作業でやっているところが多い。イズミールに近づいてくると、工場地帯となり、その自然破壊に胸が痛くなる。

イズミールに13:30頃到着。予定ではイズミールで一泊するはずだったが、急遽変更して、セルチュク(Selçuk)まで行くことにする。

セルチュクには、イズミールから乗り換えて、約1時間半ほどで到着した。しかし、とにかく暑い。雨の日はあんなに肌寒く感じていたのに、晴れれば直射日光が厳しい。

オトガル(バスターミナル)近くのエユップホテルに宿をとる。1泊1,400,000TL(約9.8USD)。チェックイン後、昼食をとり、インフォメーションで情報を集める。その後、

博物館に行く。小さめの博物館だった。

今日は、髪を切ることにした。2軒ほど行くが、高かったのでやめる。3軒目に400,000TL(約2.8USD)というのがあったので、そこで切ってもらうことにした。

散髪後にニューヨークに永住しているというカップルと話をする。旦那の方が、元バックパッカーでニューヨークに住みつき、そのうちグリーンカードが当たって、今では堂々とニューヨークに住んでいるのだそう。ギリシャから島々をまわりトルコに入り、これからイスタンブールを目指すと言っていた。面白い話を聞けたし、感じの良い2人だった。

夕食はピザを食べる。店には子猫がいて、とてもかわいかった。帰宅後、シャワーの水の出が悪く、妻がクレームを言いに行っている間に、水の出が戻ってきた。しかし、お湯は出るものの水圧が低く、水がまざらないせいか熱くてやけどしそうになった。

妻が洗濯をしている間に、スイカを買いに出るが、果物屋が閉店していたため別な店でビールと水だけ買う。ビールを飲んで、すかっとして寝ることにする。妻はスイカが食べられなかったのでとても残念そうだった。

本日の支出 約26.6USD/人

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