アジア旅行記 1997年9月1日 エジプト(ダハブ)

1997年9月1日(月)  Dahab  晴れ

少し旅の疲れが出たのか、昼間でぐっすりと休む。その後昼食をとり、両替に行く。レバノンでつかんでしまったスタンプだらけの100USDだったため、両替を拒否されてしまう。両替屋は18時まで閉まってしまうというので持ち金で過ごすことにする。

道端にあったシュノーケリングの道具のレンタル屋さんにレンタル料金を聞くと5E£(約1,5USD)だという。残り少ないお金でも間に合うとわかったので、Blue Hallというシュノーケリングポイントに行ってみることにする。

乗合いのタクシーの運転手が声をかけてきたので、料金を聞くと往復10E£だという。聞いていたとおりの料金だった。しかし人がある程度集まらないと出発しないというので待つことにする。20分ほど待っても3人ほどしか集まっていなかったため、1人15E£払えば出るという。それでは明日にすると断る。そしたら別の車の運転手が1人10E£でOKだから言ってきたのでそちらに移ったら、前の運転手と後の運転手の間でひどい口論が勃発した。さらに別のジープの運転手が加わって口論がヒートアップ。アラブの血は熱い。

結局、最初の運転手が10E£で折れたので、その車両に乗ることにする。普通のタクシーとばかり思っていたのだが、ピックアップトラックの荷台に乗せられて出発。Blue Hallまでの6kmのダート道。上下の激しい揺れにお尻が痛む。15:30にBlue Hallに到着したので、2時間後に迎えに来てもらうように頼む。

海に入る。5mほど進むと、いきなりズドンと底がどこまで深いのかわからないほどに落ち込んでいる。ものすごいドロップオフだ。後で聞いたら69mもの深さがあるそうだ。陸から海に入った途端、海岸が真っ逆さまに落ち込む絶壁となっている。その壁を眺めながらゆっくりと泳ぐ。水温は少し冷たく感じるくらいだ。

この断崖絶壁に沿って無数の珊瑚が広がっている。その珊瑚のまわりを、小さいのから中くらいの大きさの熱帯魚が優雅に泳いでいる。素晴らしい。紅海はなんと素晴らしい海なのだろうか! 目が悪いので、度付きの水中メガネを持ってきていたらどんなに良かったことだろうと思う。

珊瑚を背にして沖側を見ると、底なしの海底が横たわっている。妻が珍しい魚を見つけては合図を送って教えてくれる。全身トゲのある美しい魚もいる。素晴らしい原色の黄色と黒の混ざったエンジェルフィッシュのような魚もいる。多いのは小魚たちだ。赤や黄色の小魚たちが、ものすごい数泳いでいる。

約1時間10分ほどシュノーケリングを楽しんだ。海から上がってみると、海の向こう側にはサウジアラビアの砂漠が広がっているのが見える。しばらく陸の散歩を楽しんだりしながら時間を過ごし帰途につく。

太陽が少し西に傾き、日差しが少しずつ和らいでくる。砂漠の山々に見える光と影のコントラストが素晴らしい。車に同乗しているのはアメリカ人の女性。話好きとみえてひたすら話をしている。

そうこうしているうちにダハブに到着。一度ホテルに戻り、両替屋に行く。500USDのトラベラーズチェックを両替する。それから古本屋に司馬遼太郎の本2冊を持っていき、買ってもらった金額に15E£を追加して吉村作治さんの古代エジプト講義録の上巻、下巻を買う。なかなか良い買い物だった。バックパッカー等の多い土地の古本屋では日本語の古本が手にはいるのがうれしい。

その後夕食をとったが、エジプトは米料理がなかなか美味しいと思う。

本日の支出 約23.6USD

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