1997年9月5日(金) Dahab 晴れ
今日も暑い。昼頃からぶらぶらと起きだして昼食。その後、今日の夜のシナイ山ツアーを申し込む。30E£。
食後に数日前に行ったシュノーケリングポイントのBlue Holeへと行く。行きのタクシー(といってもピックアップトラックの荷台だが)でドイツ人と同乗。イスラエル人と結婚して、イスラエルに住んでいるそうだ。ドイツ人とユダヤ人の婚姻というのは多いのだろうか?

やはりBlue Holeのサンゴ礁は美しい。透明度、熱帯魚、珊瑚など、どれをとってもBlue Holeはピカ一のシュノーケリングポイントだ。昔話の竜宮城のような海の世界だ。岸辺から海に入ると、本当にズドーンと何十メートルも落ち込んでいる。海の底は漆黒の暗闇だ。2時間ほどシュノーケリングを楽しんでからタクシーで街まで戻り、ホテルに帰ってひと休みする。
22時頃に遅い夕食をとった後、22:45の出発に合わせてツアー会社に行く。シナイ山ツアーの会社の前には既に10名ほどの白人旅行者の姿があった。23時に予定どおりにバンがやってきて出発。出発すると町の出口に別のバンが待ち受けていて、なぜか客の奪い合いが始まる。客をほっといての口論に時間は過ぎていき、皆いらだち始める。しまいには運転手たちに罵声を浴びさせ始める。ここはエジプトなのだ。本当に金や商売上のトラブルが多く、争いが多い。あちこちで大声で怒鳴りあっているのをよく目にする。今回も大声で怒鳴りあい、激しく火花を散らしている。ボスの仕事の割り振りがまずかったのだろうが、こちらはそんなこと知ったことではない。客などそっちのけでこんな争いに熱くなっている彼ら。自分の商売を守ることと、自分の名誉を守るのは同じくらいの重みをもつらしい。引き下がることは男の恥だとでも思っているのだろう。昔ならば決闘でも始まったのではないかというくらい激しくやりあっている。彼らに大声で罵声をあびせる白人たちという図はなかなかに凄まじいものがある。
一度落ち着いて出発したのだが、すぐにもう一台が追いかけてきて道をふさぎ、また口論が始まる。これに嫌気がさして白人4人が降りてしまう。話をつけるため一度ツアー会社に戻る。そこでまた口論が続く。車を変わってくれという要請にアメリカ人が激怒。アメリカ人口論に参入。続いてメキシコ人も参戦。事態は完全に泥沼と化す。最終的には別の車に移ることで話がつきやっと出発することになった。30分以上もこんなことに時間を費やしてしまう。ここはエジプトだ。エジプトなのだ。
出発して漆黒の闇がとりまく砂漠を走る。そのうちうとうと寝落ちした。
本日の支出 約26.5USD


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