アジア旅行記 1997年9月15日  エジプト(ルクソール)

旅日記

1997年9月15日(月)  Luxor  晴れ

朝8時半に出発する現地ツアーに参加する。朝から水を買いたかったのだが、冷蔵庫の鍵が見つからないようで、昨日凍らせてもらった水を買うことができなかった。迎えに来た車で川まで出て、船に乗り込み、ツアーの本体に合流。ガイドは巨体のエジプト人だ。船で西岸に渡りツアーバスに乗り込む。

朝のナイル川の風景は美しい。        バスは西に向かう。途中メムノンの巨像が右手に見える。

後ほど行く王妃の谷のネフェルタリの墓のチケットを買い、最初はハトシェプスト葬祭殿を見学。葬祭殿の前に観覧席のようなものが作られていて、雰囲気が壊れる。しかし葬祭殿自体は遠くから見ると近代建築のように均整がとれていて素晴らしい。葬祭殿の中には、プント国との貿易の模様などが描かれていた。ここは見学時間が短く少々がっかり。

次は王家の谷。ラムセス4世、ツタンカーメン、ラムセス6世、ラムセス1世の墓を見学。ツタンカーメンの墓は別料金がかかる。ラムセス4世の墓で5E£支払い写真を撮る。あまり大きな業績をあげた王の墓ではないが、ラムセス4世と6世の墓は見ごたえがあった。中でも4世の墓の中には、羽の生えた蛇のレリーフがあり驚く。メキシコはマヤ文明の羽毛の生えた蛇「ケツァルコアトル」にそっくりなのだ。このケツァルコアトルにしてもピラミッドにしても、北中南米の古代文明とエジプトの古代文明には共通点があるように思う。

ヒエログリフや壁画が本当に素晴らしい。1番大きなラムセス6世の墓に入り、階段を下っていく。玄室には天井いっぱいに昼の書と夜の書のモチーフが広がる。深い青に星がきらめく。

ツタンカーメンの墓は、墓自体はシンプルで、玄室にのみ絵が描かれていた。ラムセス1世の墓は、王位に就いたのが僅か20か月程度だったため、あまり見るものがなかった。期待していたセティ1世の墓は、現在閉鎖中でがっかり。湿気が壁画の大敵なので、ローテーションを組んで、交互に開けたり閉鎖したりしながら損傷を防いでいるのだそうだ。

次に王妃の谷に行く。注目のネフェルタリの墓に入る。これは本当にすごかった。高いお金を払っても後悔することのない素晴らしいものだった。壁画が生き生きと描かれてあり、修復してあることもあってか、昨日にでも描いたかのように鮮やかだ。本当にこの墓を見ずして西岸は語れないのではないかと思うほど美しい墓だ。素晴らしいという言葉しか出てこない。当時の墓がこんなにも鮮やかな色だったのかと呆然とするほど美しい。この後、ティティの墓や、ラムセス3世の墓も見たが、見るのが面倒に感じるほど、ネフェルタリの墓との差が大きかった。何度も言うが、ネフェルタリの墓は、奇跡としか言いようのないものだった。

帰りにアガメムノンの巨像を見たり、お土産のパピルス屋などを見て、東岸には14時頃に到着。

しかし暑い!とてつもなく日差しが強い。ホテルに戻って休憩。最近はかなりハードな日程だったので、良い休息となった。しかし、この暑さでは、午後は動けないだろう。少し涼しくなった夜に散歩に出る。ナイル川と空の青に、満月に限りなく近い月が輝いていた。今日は中秋の名月か?

この暑さでは、この国が夜行性になるがよくわかる。子供たちも夜遅く、0時を過ぎても元気よく遊んでいる。

本日の支出 約30.3USD

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